どうやったら園長になれる?

園長職は意外なことに資格が不要

制度上は、園長になるために必須となる資格は存在しません。

保育園や幼稚園の園長の役職は、一般企業で言えば社長職にあたり、施設内のあらゆる管理や調整を行うことが仕事となります。主に、施設の経営や保育士の人事、資金管理や保護者からのクレーム対応に至るまで、幅広い役目を担います。

そのため、園長として働くためには、育児の能力ではなく、管理者としての知識や技術が重要となるのです。施設によっては、異業種から園長として転職してくることも少なくありません。また、施設の創設者がそのまま園長となっているケースもあります。極端な話をすれば、自らが開設資金を捻出し、保育施設を創設することでも、園長になることは可能なのです。

保育士や幼稚園教諭からも園長になれる

園長に資格は不要でも、保育士や幼稚園教諭としてキャリアを積んでいたほうが、園長への道も開かれやすくなるでしょう。一般的には、保育士や幼稚園教諭から、別の保育士を統括する主任や、園長をサポートする副園長などの役職を経て、園長へキャリアアップするのが近道となります。保育士や幼稚園教諭から、園長になる経験年数は施設によって異なりますが、10年以上のキャリアが必要となるケースが多くなっています。

求人サイトや転職情報誌によっては、施設の園長職を募集していることもあります。ただし応募条件として、別施設での園長経験、もしくは保育士や幼稚園教諭としてのキャリアなどを求められることがほとんどです。

園長に求められる具体的な能力や資質は?

保育園や幼稚園のトップとして働く園長には、

◇地域や保護者との交流に必須となる高いコミュニケーション能力。
◇こんな保育園や幼稚園を作りたいという強い熱意と明確なビジョン。
◇施設で発生するトラブルに対処できる冷静な判断力。

などの能力が必須となるでしょう。いずれも、保育士や幼稚園教諭に欠かせない能力ばかりです。ちなみに、明確な昇格基準のない施設では、園長をはじめ、希望する役職につくことが困難な場合もあります。そのため、園長としてどうしても働きたいという人は、園長職や園長候補を募集している保育園や幼稚園に転職を試みるのもひとつの方法です。