育児に関連する資格について

子育てに役立つ資格は数多く存在する

保育士や幼稚園教諭の資格以外にも、育児に関連する資格は数多く存在します。いずれの資格も、就職や転職活動を有利にしたい人には最適なものとなるでしょう。保育士や幼稚園教諭として働きながら、自身のスキルアップを行いたい人にもオススメです。

育児セラピスト

育児セラピストとは、一般社団法人「日本タッチメント育児教会」が運営する、育児に関する治療師(セラピスト)の資格です。主に、子供の心を育てる方法のほか、子育てをする保護者の悩みを解決する知識や技術を学ぶことができます。

基礎から応用に至るまで、発達心理学に基づいた育児知識を学べるため、自身の子育てに活かしたいという人にも役立つ資格でしょう。この育児セラピストは、子供や保護者に関わることが多い、看護師や助産師、学校の教師などにも人気の高い資格となっています。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーとは、イギリス発祥の育児資格で、子育てを行う家庭の育児や教育方針に沿った保育を行うスペシャリストです。保育士や幼稚園教諭が集団保育の専門家ならば、チャイルドマインダーは家庭的な個別保育の専門家と言えるでしょう。

資格取得後は、自宅に保育ルームを開業する人もいれば、保育を必要とする家庭に訪問をして、子供のケアを行う人もいます。少数保育によって、子供と深く関わる保育を行いたい人には、おすすめの資格となっています。

チャイルドケア

チャイルドケアとは、「JAA日本アロマコーディネーター協会」が認定する民間資格です。主に、アロマやハーブなどを用いた自然療法と、子育てに関する知識を学ぶことができます。

アロマセラピーやマッサージ、ハーブティーの作り方など、保護者や子供を対象としたケアの方法を幅広く習得することも可能です。ちなみに、この資格は通信講座のみで取得することができるため、妊娠中の人や子育てに忙しい人にもぴったりでしょう。

このほかにも、育児に関わる資格として、乳児のエクササイズの専門家である「ベビーヨガインストラクター」や、乳幼児を中心とした保育を行う「認定ベビーシッター」などが存在します。ただし、受験資格や試験日は資格によって異なるため、資格取得に挑戦する際は注意が必要です。資格の運営元のホームページや情報誌を利用し、事前に試験情報を確認するようにしましょう。