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税理士の試験-必須科目-

税理士の試験科目の中には、学習前に簿記の知識(3級・2級商業簿記)が必要な科目があります。2級商業簿記までの学習が終了していれば、11課目のどの科目からでも学習を始めることができます。

簿記知識0レベルで学習できる科目

・相続税法 ・固定資産税 ・酒税法 ・住民税 ・国税徴収法

簿記知識3級レベルで学習できる科目

・所得税法 ・消費税法 ・事業税

簿記知識2級商簿レベルで学習できる科目

・簿記論 ・財務諸表論 ・法人税法 
(工業簿記の知識は不要です)

必須科目

簿記論 学習前に必要な簿記レベル/2級商簿税理士入門㈼

・学習時間の目安約460h
財務諸表作成の基となる企業の取引を、どのように会計帳簿に記録するかを学習します。試験は計算のみの出題であり、改正に関わる出題や実務的な資料から回答上必要な金額を集計させる傾向があります。合計処理の知識に加え問題解法の知識も必要です。

財務諸表論 学習前に必要な簿記レベル/2級商簿税理士入門㈼

・学習時間の目安約460h
株主などへの報告書として作成する、財務諸表の考え方や作成方法を学習します。試験は理論と計算とからなり、理論は論述により近年設定や改定された基準が頻繁に出題されます。計算は会社法等に従ったB/S及びP/Lの同時作成が定番です。

選択必須科目

所得税法 学習前に必要な簿記レベル/3級税理士入門㈵

・学習時間の目安約600h
所得税は、個人が1年間に得た所得(もうけ)に対して国が課す税金です。試験問題の理論では個別問題も出題されますが、近年所得税の理解力を論述させる傾向も。計算では主に個人のその年の納付すべき所得税額を求めさせる問題になっています。

法人税法 学習前に必要な簿記レベル/2級商簿税理士入門㈼

・学習時間の目安約600h
法人税は、法人(会社)の所得(もうけ)に対して国が課す税金です。近年は事例形式の問題に対して法的な根拠を加えて考察を加える様な問題が出題されています。そのため、理論、計算ともに深い理解と、その理解に立脚した実践力が問われます。

*なお、理論を覚える時間には個人差がありますので、学習時間の目安には含まれておりません。