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中小企業診断士 よくある質問⑦

中小企業診断士の過去問は手に入りますか?

『一般社団法人中小企業診断協会』の公式ホームページにて
過去に出題された試験問題、及び解答の閲覧が可能です。

1次試験、2次試験共に「科目別」と「年度別」で確認できる為
年度別に試験の傾向を読み取り、本試験ではどのような問題が
出題されるか予測を立てるのにもとても役立ちます。

このようにインターネット検索を用いる場合は、
パソコンだけに限らず、スマートフォンからも気軽に閲覧ができるので、
通勤や通学中の時間を活用し非常に効率良く勉強を進めることができます。

また、書店などで「過去問題集」を購入することもできます。
さまざまな種類の問題集がありますが、各設問がより詳しく
解説されている物を探す事をオススメします。

しかし、このような専門資格の過去問は、大きめの書店でなければ
取り扱っていない場合もあります、事前に確認しておきましょう。
大きめの書店が無い場合、多少の時間は掛かりますが
一般書店から注文をして取り寄せる事が出来ます。

他にも、各種学校や通信講座でも試験に備え「模擬試験」を行います。
模擬試験では、過去問題集、あるいは出題予想問題集が用いられます。
この模擬試験は、本番を意識した演習で、問題を解く為の時間配分を
感覚的に覚える事ができる他にも、自分の弱点箇所を見つけ出すのに非常に有用です。

同時に模擬試験の際に使われる過去問が、参考書の代わりになる場合もあります。
第1次試験で出題される用語解説に関しては、参考書よりも簡潔にまとめられている
ケースが多いので、設問を解きながらも用語の解説を覚える事も可能です。

そして、間違えた箇所は復習して知識を定着させる事が必須です。
同じ過去問を何度も解く事で、問題の意味を瞬時に判断できるようになり、
知識を引き出す速度も飛躍的に向上することでしょう。

間違っても「過去問の答えだけを丸暗記」せずに、あくまで本試験対策として積極的に活用しましょう。
過去問を上手に使う事が、試験突破における一番の近道と言っても過言ではありません。


中小企業診断士は更新が必要な資格ですか?

中小企業診断士の資格は、一生もの、と言うわけではありません。
この資格は更新制で、診断士として登録して5年間が有効期間となります。
登録を更新するためには、5年間の有効期間内に下記内容の要件を満たすことが必要です。

<更新登録の要件>
●知識の補充要件(5年間で5回以上受講等)
登録有効期間(5年)内に次のいずれかに該当する事項を5回以上行うこと。

・中小企業診断協会など、経済産業大臣が登録する研修機関が行う「理論政策更新研修」を受講
・中小企業大学校が行う支援人材向け研修を受講
・中小企業診断協会などが実施する論文審査に合格

●実務の従事要件(5年間で30点以上獲得)
登録の有効期間(5年)内に、次のいずれかに該当する事項を行うことにより合計30点以上を獲得すること(1日1点)

1)次の事項を行う

・国・都道府県、中小企業基盤整備機構または都道府県等中小企業センターが行う診断・助言業務。

・中小企業基盤整備機構または都道府県等中小企業支援センターが行う窓口相談などの業務(1日につき5時間以上のものに限る)

・その他中小企業に関する団体が行う中小企業の経営の診断、経営に関する助言または窓口相談などの業務であって、イまたはロに掲げるものと同等以上と認められるもの。

・上記に掲げる団体以外の団体または個人が行う中小企業の経営の診断、経営に関する助言または窓口相談の業務。

・中小企業の振興に関する国際協力のための海外における業務であって、イからニに掲げるものと同等以上と認められるもの。

2)実務補習または、中小企業基盤整備機構、都道府県等中小企業支援センターのインターンシップ

3)実務補習の実務指導、養成課程または登録要請課程の指導

中小企業診断士の資格は取得難易度の高い資格です。資格取得のために多くの時間を勉強に費やしたはず。
そんな診断士資格ですが、期限までに更新要件を揃えられず更新に失敗すると、あっさりと資格を失ってしまいますので、資格の更新は確実に行いましょう。