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TOEIC リーディングのコツ 

ビジネス用語を踏まえ、TOEIC®対応のテキストを活用

TOEIC®TESTのリーディングにおいて大切となるのは、まず「語彙」と「文法」を踏まえることです。

「語彙」は、リーディングはもちろん、リスニングにおいても踏まえておきたい基礎の基礎。TOEIC®TESTの場合は、日常会話で使うものだけ覚えておけばいい、というわけではありません。「仕事で活用できるコミュニケーション能力」を測るテストゆえに、ビジネスのシーンで使われやすいフレーズも踏まえておく必要があります。仕事中、会議などで横文字が飛び交う職場で働いているならいず知らず、学生の方にとってはかなり覚えづらいと思いますが、意識したいのは単語帳などで単語そのものを覚えるよりも、文章の中で、前後のつながりごと覚えておくほうが記憶に残りやすいといえます。

また、単語に関する参考書を入手する際は、TOEIC®TESTに対応しているか否かを確認することも大切です。おすすめは、テストによく登場するビジネス単語と、その類義語や反意語まで並列して書いてあるもの。類義語や反意語をセットにして覚えておくと、テストにおける表現の言い換えにも対応しやすくなります。

「文法」においても、TOEIC®TESTを踏まえている参考書を使いましょう。テストでは、比較的やさしい文法が多用されます。テストに登場する文法のパターンも似通っているため、そのパターンを中心に何度も読み込み、トレーニングを繰り返しましょう。

また、長文読解問題は“読むスピード”がカギになってきます。参考書や問題集で繰り返し練習しつつ、トレーニングの一環としてインターネットで海外(英語)のサイトを読んでみるのもひとつの手。その際は、自分の趣味に合ったページや、自分と同じ業種の会社ホームページを選ぶと、全体像がおぼろげながらわかるため、頭に入ってきやすいといえるでしょう。

なにより学習のモチベーションを維持すること!

最後に、TOEIC®TESTの学習をするにあたり、気を付けたいことをひとつ。それは、モチベーションの維持が難しい点です。TOEIC®TESTは必ずなんらかのスコアが出るようになっていて、他の資格のように合格・不合格がありません。しかも公開テストは年に10回もあるため、「とりあえず受けてみようか」と気軽にチャレンジする方も多くいます。

それはそれで構いませんが、その“気楽さ”が仇になり、いつまで経っても、何回受けても点数が伸びない…といったケースも多々あります。本気でTOEIC®の点数を上げる、ひいては“使える英語”を体得しようと考えている場合は、まず「次のテストでは目標700点以上!」といったスコアを明確に設定することが大切。その達成のために「平日は2時間。休日は5時間!」などとスケジューリングして学習することが求められます。

逆に言えば、しっかり勉強すれば着実にスコアを伸ばしていけるのがTOEIC®。伸びることが喜びになって楽しくなってきたら、しめたものです。