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TOEICリスニングのコツ

まずはTOEIC®TESTの音声スクリプトを刷り込む

リーディングは学校で学んだ英語が土台になっていて、なんとかこなせる。しかしリスニングは苦手…そんな方もいることでしょう。

45分間で100問に答えていく、TOEIC®TESTのリスニング。会話やナレーションを聞いて設問に解答するためには、しっかりと英語を聞き取れる耳が必要です。まずなにより「聞く」というトレーニングを積むことになりますが、TOEIC®TESTで目標スコアをクリアしたいのなら、まずは公式問題集の音声スクリプトを繰り返し聞くようにしましょう。

字幕版の洋画や海外のテレビ番組を観ながら聞いて、耳に馴染ませるほうが楽しい。そう感じるかもしれません。しかし、実際にテストで耳にするスピードよりも極端に早かったり、遅かったり、聞き取りづらいイントネーションであることも少なくありません。ゆくゆく英会話全般のスキルを上げるためには有効といえるでしょうが、ひとまず、公式問題集の音声に絞りましょう。

しっかりと聞きこんだ後は「喋る」、すなわち音読トレーニングです。実は、聞く行為と喋る行為は相互に関連するもの。繰り返し英語を聞いたあとは、それを実際に口に出してみることによって、だんだんとリスニングのスキルが高まっていきます。もちろん最初はテキストをみながらでも構いません。

“聞く”“読む”を同時に行うシャドーイング

次にトライしたいのは、TOEIC®TESTに挑戦する方の多くが実践している「シャドーイング」というトレーニングです。

まずは英語の会話を聞きます。聞くやいなや、すぐにその会話を口に出すことがシャドーイング。シャドー、つまり影のように英語音声を追いかけて音読する行為です。同時通訳から通訳という過程を抜いたものといえるかもしれません。ただし、「聞く」行為と「喋る」行為を同時に行う必要があります。

英語の音声を聞いてすぐに音読しなければならないということは、当然、英語音声を理解していなければできません。知らない単語はもちろん、耳になじまない単語同士のつながりに出くわすと、口ごもってしまうはずです。その部分こそが、克服すべき苦手なポイントということです。

スムーズに、それこそナレーターのようにシャドーイングができるようになるまで、何度も繰り返しましょう。リスニングを克服し、TOEIC®のスコアが急激に伸びた人も少なくありません。

喋る、すなわち「スピーキング」はTOEIC® SW TESTの判定項目で、TOEIC®TESTには含まれていません。しかし、この練習をすることによって発音も上達すると同時に、英会話において自分が発する語彙やパターンが増えることにもつながります。スコアアップの向こう側にある“使える英語”を身につけるために、コツコツと頑張りましょう。