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TOEICとは

TOEIC®(Test of English for International Communication)は世界共通の英語テストで、点数も10~990点と、独特の形態を持っています。しかしながらTOEIC®の英語能力評価は” 生きた英語力”という意味で、コミュニケーション能力とビジネスシーンでの活用能力を客観評価するには非常に有効的な判断材料となります。ここではそんな TOEIC®における様々な情報をご案内しますので、ぜひ事前知識とその感覚値をご参考ください。

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コミュニケーション英語能力を測る世界共通のテスト

学校で習っていたのに、日本人にとってなかなかハードルが高い「英語」。とりわけ、海外旅行先などで地元の方に話しかけられても、ヘンに緊張してしまって会話がおぼつかなかった…という方も多いのではないでしょうか。

旅行シーンだけでなく、経済のグローバル化が進んでいることもあり、仕事の面でも以前より英語力を求められる機会が増えています。英語力があることで就職が有利になったり、外資が参入したことによって上司が外国の方になったり、プレゼンテーションを英語で求められたりと、さまざまなシーンで英語力の必要性をまざまざと感じている方もいらっしゃると思います。

そんな方々が英語力を身につけ、自らのスキルを示すために臨むのが、「TOEIC®(トーイック)」。英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストです。

TOEIC®は「Test of English for International Communication」の略称。アジアやヨーロッパをはじめ世界60か国で実施されています。日本では個人による受験のほか、企業や学校等で採用されていて、2012年度は230万人を超える方が受験しました。

最大の特色は、能力評価が10から990までのトータルスコアと、リスニング・リーディングのセクションスコア(それぞれ5から495まで)で示されることと、その評価基準が毎回のテストによって変化することなく、常に一定していることにあります。

英語力を測る物差しといえば、公益財団法人日本英語検定協会による「英検」もあります。ただ、英検の場合は「級」でランク分けされるため、評価の細かい幅までは掴みづらいといえます。また、「TOEFL(トーフル)」も世界的に認められている英語能力検定ですが、どちらかといえばアメリカの大学や大学院で受講できる英語力があるかどうかを判定するテストで、留学希望者向けです。

よって現在では、日本においてビジネスの英語力を判定するものとして「TOEIC®」がメジャーな存在となっています。

“聞く”能力と“読む”能力が試される

TOEIC®テストに受験資格はなく、誰でも受けることができます。一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施し、個人が直接申し込める「TOEIC®公開テスト」は年10回。全国80都市で実施されます。

TOEIC®テストで測定されるのは、「リスニング(聞く)」と「リーディング(読む)」という2つの英語力です。

【リスニングセクション】

会話やナレーションを聞いて設問に解答(45分・100問)

・Part1:写真描写問題(10問)

・Part2:応用問題(30問)

・Part3:会話問題(30問)

・Part4:説明文問題(30問)

【リーディングセクション】

印刷された問題を読んで設問に解答(75分・100問)

・Part5:短文穴埋め問題(40問)

・Part6:長文穴埋め問題(12問)

・Part7:読解問題(48問)※一つの文書が28問、2つの文書が20問

テストの結果は、合格・不合格ではなく、リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータルスコア10~990点のスコアで、5点刻みでアウトプットされます。2時間で200問をこなすことは、スピードが試されるということ。どれだけ早く問題を理解して長考せずに答えていけるか、つまりどれくらい英語が自分のものになっているかを探るものさしといえるでしょう。