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TOEICスコアと能力レベル

スコアが示す能力の目安から、現状のレベルを知る

どのくらいの英語力があれば、どのくらいのスコアを出せるのか、誰もが気になるところです。
以下は、TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関を示したもの。テストを開発・制作した米国の非営利テスト開発期間ETSの調査結果から作成された目安です。

【E】10~219

◎コミュニケーションができるまでに至っていない。

単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できず、断片的な単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立ちません。

【D】220~469

◎通常会話で最低限のコミュニケーションができる。

ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できるレベル。身近な話題であれば応答も可能。語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いですがが、相手が旅行者などのNon-Native(英語が母国語でない人)に特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通を図ることができます。

【C】470~729

◎日常生活のニーズを充足し、限定範囲内では業務上のコミュニケーションができる

通常会話であれば要点を理解でき、応答にも支障はありません。複雑な場面における的確な対応や意思疎通となると、巧拙の差が見られます。基本的な文法や構文は身についていて、表現力の不足はあったとしても、ともかく自らの意思を伝える語彙は備えています。

【B】730~859

◎どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。

通常会話は完全に理解でき、応答も早いレベル。話題が特定分野に至っても、対応できる力を持っていて業務上も大きな支障はありません。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もありますが、意思疎通を妨げるほどではありません。

【A】860~

◎Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。

自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても充分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speaker(英語を母国語とする人)の粋には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙や文法、構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っているレベルです。

まずは目標スコアの決定から

一度以上テストを受けたことがある方は目標設定もしやすいと思いますが、まだ一度も受験したことがない方、久しぶりに英語を学ぶ方、リスニングが苦手な方などは、おおよそ「500点以上」を目指してみるのがおすすめ。一方、受験経験はないが英語が得意科目だった方、日常的に英語を使う機会がたびたびある方は「600点以上」を目安にしてみてはいかがでしょう。また、受験経験はないけれど、海外(英語圏)に住んだ経験がある方、普段仕事でもよく英語を使用している方は「730点以上」を目指してみましょう。実践で活かせる高い英語力が身につき、国際的に活躍したいと考えている方におすすめです。