独学でもカラーコーディネーターになれる?

3級試験なら独学でも十分に合格可能

カラーコーディネーターの資格は、試験の実施している東京商工会議所から、問題集やテキストが出版されています。そのほかにも、様々な出版社が独学用のテキストや参考資料を扱っているため、独学を行うこと自体は容易です。カラーコーディネーター試験の中でも、基礎を求められる3級であれば、暗記力で突破できることも多いでしょう。キャリアアップを求める社会人の中には、独学で3級を合格する人も少なくありません。

独学は、経済的に負担が少なく、自由に勉強できることが利点です。試験に合わせて計画的に学習できる人であれば、こちらを選択しても良いでしょう。企業によっては、会社の福利厚生制度で、カラーコーディネーターの資格取得をサポートしてくれることもあります。社会人は、資格の勉強に時間を割くのも難しいため、積極的に利用するようにしましょう。

2級と1級試験は独学では難しい

ただし、カラーコーディネーター2級や1級試験となると解答にも応用力を求められるほか、覚える分野の範囲が広くなります。試験の難易度が著しくアップするため、独学だけで合格するのも困難となるでしょう。とくに1級試験は、1年に1回しか開催されず、万が一不合格となってしまった場合、試験へのモチベーションを保つのも一苦労です。

したがって、挑戦する級位によっては独学に拘らず、カラーコーディネーターの専門学校や通信講座などを利用して勉強をするのがおすすめです。こちらは独学よりも費用がかかりますが、試験に合格する可能性を上昇させたい人に最適な方法です。学校や講座の利用は、しっかりした教育カリキュラムが組まれているため、独学よりも効率のよい勉強ができます。

無資格でもカラーコーディネーターを名乗れる

もっとも、カラーコーディネーターになるためには、資格が必須というわけではありません。極端な話をすれば、無資格でもカラーコーディネーターを名乗ることはできます。そういった意味では、だれでも独学で、カラーコーディネーターになれるのかもしれません。

ただし、カラーコーディネーターとしての技術や知識を証明するには、しっかりと資格を取得しておくのが理想です。またカラーコーディネーター以外にも、色に関する資格は数が多く、色彩士検定やパーソナルカラリスト検定などが多彩に存在します。色彩のプロフェッショナルを目指すのであれば、カラーコーディネーターの資格だけに限らず、これらの資格取得に挑戦してもいいでしょう。