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MOSの試験で過去に行われてた試験科目

MOSは、1997年(平成9年)に認定が開始された資格試験です。オフィスソフトのバージョンアップが進むたびに、MOSの試験も試験科目や試験内容を変化させてきました。

古いオフィスソフトの試験は終了する

2017年の現在、具体的に終了しているMOS試験は、Office97から、Office2007までの試験となっています。

WordやExcelのようなオフィスソフトは、機能を追加するバージョンアップを繰り返し、古いソフトは次第に使われなくなります。MOS試験は、オフィスソフトのバージョン別に試験が存在するため、あまりに古いソフトの試験は行われなくなるのです。新しいバージョンのオフィスソフトがリリースされてから、だいたい6年から10年ほどの期間を経て、試験が終了すると考えてよいでしょう。

なるべく最新のMOS試験を受験しよう

MOS資格には有効期間がないため、試験が行われなくなったからといって、資格が失効するわけではありません。ただし、持っているMOS資格が極端に古い場合、就職や転職で評価に繋がりにくくなります。加えて、古いMOS資格では最新のオフィスソフトを上手く扱えない可能性もあります。求職活動や実務に支障を来す恐れがあるため、MOS資格はなるべく最新のバージョンのものを取得しておきましょう。

また、MOSの資格は更新制度がなく、最新のものを取得する場合は、あらためて試験を受験する必要があります。古いソフトが次第に使われなくなる点を考慮すると、ゼロからMOS資格の取得に挑戦する場合においても、最も新しいバージョンの試験を受けるのが理想です。

かつてはMOSという名称も使われていなかった

ちなみに、資格名であるMOSという名称は、認定が開始されて6年経った2003年から使われ始めました。それまでMOSではなく「MOUS」という名が使われていましたが、現在は双方とも同一の資格として扱われています。これに加え、かつてはOffice2007やVistaのスキルを証明する、「MCAS」という資格もありましたが、こちらの資格も2010年を境に、MOSという名称に統一されています。