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MOSの試験科目についての詳細

MOSの試験は、マイクロソフト社のオフィス製品の中でもとくに普及している、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookが試験科目として存在します。これら5種類のソフトは、バージョンアップのたびに機能が増加するため、MOSの資格も、バージョン別に資格が存在するという特徴があります。応募者は、受けたい科目とバージョンの試験を選んで、受験の申請をする仕組みです。

Word(ワード)

Wordは、世界でもっとも普及している文書作成ソフトです。会議や報告に用いるビジネス文書からスーパーのチラシに至るまで、様々な文書を作成することができます。MOS試験Word科目では、文字サイズやフォント変更、表の作成、文書の印刷などの、ワードの基本的な操作に関する問題が出題されます。さらに、エキスパートの試験では、文書の暗号化やスタイルの管理、変更履歴の管理などの、応用力を求められる問題が多く出題されます。

Excel(エクセル)

Excelとは、見積書や請求書など計算が必要となる文書を書く際に用いる表計算ソフトです。試験では、関数を使用したデータの集計や計算、かんたんなグラフの作成などの問題が出題されます。エキスパートの試験でも、出題される問題に大きな変化はありませんが、高度な機能や数式を用いているため、試験の突破もより難しくなっています。

PowerPoint(パワーポイント)

企画の提案や研究成果の発表に使われるのが、PowerPointというプレゼンテーション用のソフトです。試験では、表やテキストを用いて実際にスライドを作成したり、アニメーションを設定したり、プレゼンの作成や管理方法に関する問題が出題されます。

Access(アクセス)

顧客や社員情報といったデータベースを作成する際に役立つのが、Accessと呼ばれるソフトです。試験では、データの入出力に用いるフォームの作成や、保存されているデータを操作する際に用いるクエリの作成など、データベース作りに必須となる要素の問題が出題されます。

Outlook(アウトルック)

電子メールの送受信やスケジュール管理を主な機能とするのが、このOutlookと呼ばれるソフトです。Outlookの試験では、メッセージや予定表の作成、連絡先グループの作成など、基本的な操作法などの問題が出題されます。

いずれの試験も、基礎から応用に至るまで、多くの問題が出題されるほか、一般的な業務ではあまり使わない機能に関する設問も少なくありません。

どの科目でもバージョン別に試験が分かれていますが、追加された機能を学ぶためにも、できる限り最新ソフトの試験を受けることをおすすめします。