e-スポーツのプロ選手になる方法は?

日本国内では、まだ「e-スポーツ」という文化が根付いていないため、e-スポーツのプロ選手として活動する人や、プロを目指す人が少ないのが現状です。ただし、e-スポーツ選手が職業として認知されつつあるため、プロを目指す具体的な方法も徐々に確立されつつあります。

大会が存在するゲームのスキルを磨く

e-スポーツにおけるプロの主な収入源は、大会の賞金です。とくに、著名な格闘ゲームやFPSなどの世界大会では、億単位の賞金総額が掲げられることも多く、好成績を修めれば多額の賞金を得ることができます。そのため、単純に大会で勝ち上がれるだけのスキルを有していれば、e-スポーツのプロとして活躍することも可能となるでしょう。ただし、e-スポーツの試合や大会に勝利するためには、一般的なスポーツと同じく、センスや修練が必須となるでしょう。e-スポーツのトッププレーヤーとして活躍する人も、日々のトレーニングを欠かすことはありません。

e-スポーツは、競技種目となるゲームができる環境があれば、独学で練習をすることも可能です。また、昨今はe-スポーツのプロを目指すための専門学校や通信講座なども存在するため、スキルを磨く目的で利用してもいいでしょう。

企業とスポンサーと契約をする

一般的なスポーツ選手と同様に、著名なe-スポーツのプロ選手は、様々な企業とスポンサー契約を結んでいます。e-スポーツ選手のスポンサーとなる企業はゲーム会社やIT企業などが多く、企業とスポンサー契約を結ぶことで、選手の生活基盤や大会出場費用などが保障されます。スポンサー契約は選手が所属するチームや団体単位で行われること多くなっていますが、企業と契約を結んだほうが、よりプロとして活動しやすくなるでしょう。

日本語以外にも言葉を学ぶ

先に挙げた通り、日本国内ではe-スポーツが盛んではなく、多額の賞金が出る大会は海外で開催されることがほとんどです。国内のプロ選手は、e-スポーツの大会に参加する目的で、海外へ渡航することも珍しくありません。そのため、英語や中国語を習得しておけば、海外でも活動しやすくなるでしょう。

また、語学に秀でていれば、海外のプロ選手と交流を図ることも容易になり、自身のスキルアップや人脈形成にも役立てられるというメリットが得られます。実際にe-スポーツのプロとして活躍している人の中には、海外のスポンサーやチームと契約を結んで活動を続けている人もいます。