カラーコーディネーターはどこで働ける?

カラーコーディネーターの資格を持っていれば、ファッション業界や広告業界など、色彩の知識が必要な業界で働くことができます。ここでは、カラーコーディネーターの資格を生かせる、色を扱う職場や仕事について紹介します。

ファッション業界

アパレルメーカーで衣服をデザインするためには、流行色やパーソナルカラーに関する知識が必要です。衣服に限らず、下着や服飾雑貨など、人が身につけるものをデザインする時は、カラーコーディネーターの資格がおおいに役立つでしょう。中には、カラーコーディネーターの資格を持っている人が、企画や営業職など複数の業務を兼任しているケースも少なくありません。

美容業界

カラーコーディネーターの資格は、髪のカラーリングを行う美容師や、色彩豊かなネイルのデザインを提案するネイリストなど、美容業界の仕事でも役立てることができます。季節に合った色や利用客に似合う色を判断し、容姿をより美しくするためには、色彩の知識が欠かせません。このほかにも、テレビや舞台などの出演者にメイクを施すメイクアップアーティストや、髪を整えるヘアスタイリストなど様々な仕事で、資格の知識を生かすことができます。

広告業界

商品やブランドを効果的にアピールするためには、広告に説得力やインパクトのある配色が必須です。デザイン会社や広告代理店でテレビCMやWeb広告を制作する時も、カラーコーディネーターの知識が求められます。色が与える心理的な影響や、色の組み合わせによる視覚効果などを扱うことができれば、CMや広告の効果をより高めることができるでしょう。求人によっては、カラーコーディネーターの資格取得を、応募条件に明記している場合もあります。

フリーランス

さらに、カラーコーディネーターの中には、特定の企業に属さずにフリーランスとして働く人もいます。フリーランスの主な仕事として、色彩に関するコンサルティング、セミナーやスクールの講師、教材の開発など、資格の生かし方は様々です。

このほかにも、色彩のセンスや知識が求められる場所として、インテリア業界や建築業界などが挙げられます。これらの業界で働きたい人や、職域を広げたいと考えている人であれば、カラーコーディネーターの資格取得に挑戦してみてもいいでしょう。