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MOSとはどんな資格?

WordやExcelのスキルを証明する民間資格

MOS(モス)とは、マイクロソフト社のオフィス製品のスキルを証明する資格です。

MOSは、マイクロオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist)のそれぞれの頭文字からその名がつけられています。取得することで、多くの企業で用いられているWordやExcel、PowerPointといったオフィスソフトのスキルを、客観的に証明することが可能です。就職や転職の際のアピールポイントとなるほか、研修で資格取得を推奨する企業も少なくありません。

世界規模の人気資格でだれでも受験可能

MOSの試験は、年齢や国籍に制限はなく、だれでも受験することが可能です。試験の難易度も、一般的なスキルを証明する「スペシャリスト」と、高度な応用力を証明する「エキスパート」の2種類に分かれるため、初心者の人でも挑戦しやすいという特徴があります。試験の受験層も幅が広く、就活を控えた学生や、キャリアアップを目指す社会人など、様々な人達が資格の取得を目指しています。

また、MOSは世界的に行われている資格試験であり、資格の合格証も世界共通のものが発行されます。国外の企業においても評価の対象となるため、MOSは世界的に役立つ資格と言っても過言ではないでしょう。2017年度の時点で、MOS試験の累計受験者数は390万人に上り、その人気の高さが伺えます。

自信と評価に繋がるのが大きなメリット

様々な国で働く従業員を対象に、ユタ大学と試験配信元であるサーティポート社が行った調査によると、MOSの資格を取得した従業員の88%が「仕事の成果が上がった」と回答しています。さらに、管理職の85%が「MOSを取得した従業員は、以前より仕事の生産性が高まった」と答える結果が出ています。資格の取得が仕事に対する自信や成果に繋がり、客観的にも評価されるということが、数値の上でも表れています。

マイクロソフトのオフィス製品は、年々バージョンアップを重ね、機能が使いやすく改良されています。そのため、独学で学んでも機能を習得することができるでしょう。しかし、オフィスソフトの基礎力をしっかりと学び、応用力を正しく身につけるためには、MOSの資格取得に挑戦することが一番の近道です。