drone pilot

ドローンパイロットとはどんな職業?

ドローンとは、遠隔操作や自動操縦で飛行する無人飛行機を指す言葉です。

さしずめ、「高性能なラジコン」のようなもので、使用目的に合わせて様々な種類のものが存在します。そしてドローンパイロットとは、ドローン操縦士とも呼ばれ、文字通りドローンを操縦するパイロットのことを指します。

ドローンのメリット・デメリット

元々ドローンは、軍事目的に利用され、偵察や救援物資の輸送など様々な用途に用いられていました。現在は、一般への普及が急速に進み、荷物の配送や空撮を行うドローンの研究開発などが進められています。個人向けで、手軽に扱える小型ドローンもある一方、急速に普及した弊害として、ドローンの飛行に伴う法整備や安全対策が遅れているといった問題点も少なからず存在します。中には、飛行中のドローンが他国に領空侵犯を犯して墜落するといった、国際問題に発展しかねない事例もあるほどです。

様々な用途に活用できるドローンだけに、ドローンパイロットの仕事も多岐にわたります。具体的な仕事内容は、トンネルや橋梁など各種施設の点検や測量、有人飛行では困難な場所の写真や動画撮影、農作物の観察や農薬散布など、自由に空中を移動可能なドローンの特徴を活かしたものが多くなっています。

このほかにも、軍事目的に作られたドローンを操縦するために、ドローンパイロットが軍隊で活躍することも少なくありません。アメリカの空軍では、ドローンパイロットの求人が有人飛行機のパイロットの求人を上回っており、操縦士不足が問題となっています。

日本国内での活用

国内でも、需要が拡大する反面、ドローンを操縦できる人が少ないため、ドローンパイロットの育成や資格制度の確立などが進められています。今でこそ携わる人が少ない職業ですが、ドローンの普及やパイロットの増加に伴って、その知名度も徐々に高まっていくことでしょう。

ちなみに、ドローンという言葉は「オス蜂」という意味を持っています。飛行中にプロペラが風を切る音と、蜂が飛ぶ音が似ているという理由から、その名が付けられました。

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