地方公務員専門職について

地方公務員の中でも、事務職や技術職といった色々な専門職が存在しております。中には資格免許が必要なものもあり、奉仕事務を行っている人も多数いらっしゃいます。

事務職

行政事務

本庁舎や出張所、各出先機関などで、基本計画策定、財務管理、選挙管理、議会運営、予算編成、広報活動、人事、福利厚生、戸籍、住民票、健康保険、年金、地方税賦課徴収、産業振興、福祉事業、保健衛生、環境保全、都市計画、防災対策、学校教育、文化スポーツ振興など、行政運営に関する事務に従事します。

警察事務

警察本部や各警察署で、警察活動を支える事務に従事します。

消防事務

消防本部や各消防署で、消化・救急活動などを支える事務に従事します。

学校事務

小中学校・高校・養護学校で、学校運営を支える事務に従事します。

資格免許職

福祉

福祉事務所や各種福祉施設で、障害者(児)・高齢者などに対する生活指導・機能回復訓練・作業訓練・カウンセリングなど、福祉職の業務に従事します。

保育士

保育園などの児童福祉施設で、乳幼児の保育・保護者のいない児童の養護・自閉症児の治療などの業務に従事します。

保健師

保健所や福祉施設で、健康相談・健康診断・健康教育・健康指導などの業務に従事します。

栄養士

小中学校・養護学校・病院などで、給食などの献立作成・衛生管理・栄養指導などの業務に従事します。

技術職

土木

道路・河川・橋梁・上下水道などの設計。施工・管理や市街地開発・土地区画整備事業などの業務に従事します。

建築

教育・文化・福祉あどの公共施設や都市整備に関する企画、建築物の調査・確認・許可などの業務に従事します。

機械

機械設備の設計・施工・監督・維持管理などの業務に従事します。

電気

電気設備の設計・施工・監督・維持管理などの業務に従事します。

公安職

警察官

都道府県公安委員会の管理下で、警察業務に従事する職員の試験区分です。一般に警察組織は、総務部門、刑務部門、交通部門、警備部門、地域部門、公安部門、刑事部門、生活安全部門、組織犯罪対策部門、警察学校などで構成されています。採用されると、警察学校で教育を受けた後、各地域を所轄する警察署にて交番勤務を経験。その後、本人の希望・適性などにより、いずれかの部門に配属され、専門的な任務につくことになります。

消防士

東京都や市町村などの自治体組織の管理下で、消防業務に従事する職員(消防士・消防吏員)の試験区分です。東京消防庁の組織に例を上げると、企画調整部、総務部、人事部、警防部、防災部、救急部、予防部、装備部、消防学校、消防技術安全所の他、10の消防方面本部と80の消防署で構成されています。採用されると、消防学校で教育を受けた後は、主に各管轄区域の消防署に配属され、各種消防業務の任務に就くことになります。