Life-insurance-financial-planner

生命保険とファイナンシャルプランニング(FP)

医療保険と終身保険の使い分けをしよう

生命保険に入る時には、いざ病気になった時に役立つ掛け捨て型の医療保険と、死亡保障がつく積立型の終身保険を選ぶ必要があります。人によっては使い分けを考慮し、両方の保険に入っていることでしょう。

人によっては、どの保険に入るか、どの保険が自分には必要かなどを自分で判断できない人は、ファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めいたします。

家族構成やライフプランで判断すべき保険の種類

生命保険に入ると、毎月一定のお金が出費として出ていきます。これは、家賃や光熱費などと同じように、毎月毎月必要なお金として確保しておかなければいけないお金になります。ここで収入とのバランスを見てみましょう。

月々一定の収入があることを前提として、人は住むところを決め、食費にあたりを付け、自由に使えるお金を算出するのです。生命保険に入るということは、この自由になるお金の部分を少し、保険に使うというイメージです。そもそも、自由なお金の部分にそこまでの余裕がない場合は、生命保険には入ることはお勧めできません。

また、家族がいる場合、子供がいる場合などでも、この部分の判断は大きく変わります。特に終身保険などの積立型保険は、自分が亡くなったときに家族にお金を遺せるものですので、結婚を機に加入する人もいるでしょう。また、満期が来ていなくても途中解約という形でお金を受け取り、それを学資保険の代わりに使用する方法もとれます。

生命保険のメリットとデメリット

生命保険のメリットは、自分に万事があったときにお金を貰えるというものです。長期の入院であるとか、大きなけがや病気をしたときにその効力は最大限に発揮されます。しかし、ずっと健康のままでいれば、そのお金は払った分だけ、自分で使用できずにお金を払い続けるだけのものになります。これが生命保険のデメリットと言えるものです。

保険は前文のようなメリットデメリットを兼ね備えているものです。ですから、一概に損得の判断をすることはできませんし、それを押し付けることもできませんので、自分で不要だと思えば、入らなければよいですし、必要だと思えば入るべきものなのです。

生命保険は本当に必要なのでしょうか

セールスではないプランナーとの相談を

保険のセールスマンに、この質問をしてみてください。ほとんどの人が口をそろえて「必要です」と答えてくるはずです。しかし、前述のとおり支払い能力の限界以上の保険は入るべきではありません。いくら、病気が心配だからといって、毎月の保険料を支払うのが困難な状況下で、保険に入るメリットはほぼゼロです。

保険は未来を見越して選択すべきものです。ですから、重要になってくるのがファイナンシャルプランニングなのです。何年後に、どういったお金が必要になるのか、何年後住宅ローンの支払いが終わるのか、何年後、子供が入学するのか、卒業するのか、そういったプランニングをして、その節々でどのぐらいのお金が掛かってくるのかをシミュレーションする必要があるのです。このプランニングによって、積み立ての保険に入るべきか、掛け捨ての保険に入るべきか、または貯蓄をしていくべきかが決まっていきます。

煽ってくるセールスには注意を

保険のセールスマンに、保険金の減額を申し出たところ、何故か増額されたという話もあります。お金に対して切羽詰まっている状況を逆手に取り、不安を煽るセールスの方もいらっしゃいます。こういった方にはくれぐれも注意しましょう。思い描いていたライフプランを全うするために、まず自分自身に対して、そして家庭単位でのお金の流れを理解すべきなのです。