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ファイナンシャルプランナー(FP)とは

ファイナンシャルプランナーとは人生設計のプロフェッショナルのことを指します。
個人が抱える資金の管理や、ライフプランにおける収入と支出のバランスについて、綿密な計画を立て進言することができる資格となっています。ファイナンシャルプランナーになるためには主に生命保険や不動産購入、ローンの返済など、お金について幅広い知識が必要です。国家資格としての正式名称はファイナンシャル・プランニング技能士であり、能力に応じて1級から3級まで段階を踏んで取得していく資格となります。ファイナンシャルプランナーの業務は、各士業との関わりが深くお金に関する知識だけでなく、税理や法務関係の知識を求められることも多々あります。

FPは、ライフプランを実現させるエキスパート

FPとは「ファイナンシャル・プランニング(資金計画・立案)」と「ファイナンシャル・プランナー(人)」の2つを表す略称です。

就職、結婚、さらにはマイホームの購入から老後の生活まで、誰しも一生を通じて年代別、ライフスタイル別に「お金」「生活設計」の悩みや疑問は常に発生するもの。

たとえば結婚して子どもを作ろうとなったとき、出産費用はもとより、ゆくゆく発生する学費や学資保険、家族で乗れるファミリーカーの購入、部屋のリフォームなど、豊かな家族生活を送るためにはさまざまな費用が発生することでしょう。人生の設計、すなわちライフプランを実現させるためのお金は一体どのくらいかかるのか、計画的に資金を用意しておかなければなりません。

経済的な観点から実現に導くことを「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングを行うためには、個人のライフスタイルや収入・支出、資産や負債、加入保険など現在の経済環境の分析が不可欠。さらに、ひとつの分野に特化した知識だけでなく、様々な種類の金融商品、保険、不動産、税金、年金、ローンに至るまでの幅広い知識が必要となります。

これらの知識を備え、個人の夢や目標が叶うように一緒に考えてサポートするのが「ファイナンシャル・プランナー」です。

求められるのは「お金」に関する幅広い知識

具体的に、FPにはどのような知識が求められるのか、「コスト」「運用」「保障」の3つの観点からみてみましょう。

コスト

資産の運用や保険等にかかるコスト(税金)と、そのコストを減らす(抑える)方法についての知識。

◇税金対策

所得税の仕組みをはじめ、所得控除や税額控除、確定申告の手続きなどについての知識とスキルが求められます。

◇相続対策

相続時に発生する税金の仕組みや、対象となる財産(動産・不動産など)や贈与税について学びます。事業承認対策の重要性と計画のための知識も身に付けます。

運用

「金融資産」や「不動産」資産形成や、運用に関する知識。

◇金融資産運用

金融市場、経済指標をはじめ、ポートフォリオ理論について把握。金融商品の特徴や債券・株式などの仕組み、売買のしかたなどもわかるようになります。

◇不動産運用

不動産関連の法令から、取得方法と税金、契約について幅広く学習。不動産への投資や証券化、有効な活用方法などの知識が求められます。

保障

様々な年金や保険の種類、その特徴やリスクについての基本的な知識。

◇年金対策

各種ローンや老後資金の計画、社会保険や各種年金の仕組みと給付についての知識が求められます。

◇保険関係

生保や損保など、各種保険商品に関連する法令、その種類や選び方、見直し方などの知識が求められます。医療保険や介護保険など、新しい保険分野についても知る必要があります。

これらについての基礎的な知識を身に付け、必要に応じて弁護士や司法書士、税理士、公認会計士など、各分野の専門家と連携を図りながら、個人の夢や目標に基づくライフプラン実現のためにファイナンシャル・プランニングを行っていきます。