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国家資格とは?

資格は自分の能力を対外的にアピールするためにとても便利なものとして位置付けられています。
士業などの職業に就くためには、資格は必須となりますし、企業や職種によっては採用の際に実力の証明として資格の提示を求められる事も多々あります。変化して行く雇用関係の中で、個人が生き残って行くためには自己の能力をアピールするための手段もいくつか作っておかなければなりません。語学や情報処理、法務などに関する知識を証明するためには、資格を取得し提示する事が、一番わかりやすい方法です。

国家資格とはなにか

国家資格は法律に基づいて国の定めた試験などに合格することによって得られる資格です。資格を得るためには試験を受けて合格しなければならないものから、講習を一定期間受けることによって得ることができるものなど約1,200ほどのものがあります。資格を得るということは国が知識や技術が一定以上あるということを認めているということです。

国に認められた資格になるので社会的にも信用度が高くなり就職や独立開業など仕事やスキルアップに役立つでしょう。またその資格を持っていなければ業務を行えないなどといった業種の資格もありますし、職場にいなければならないという資格といったものもあります。試験の内容も社会的に影響の大きい資格ほど難しくなり、合格率も低くなる傾向にがあります。

大きく種類を分けるのであれば独立もできる法律関係の資格や情報処理系、運転系や医療系など様々な分野に分けることができ、公務員なども得る資格によって職業が大きく変わってくるものの一つです。

国家資格の特徴とは

国家資格の大きな特徴は、その資格を持っていなければその業務を行うことができないという業務独占資格があるということです。業務独占資格というのは、文字通り資格がなければ業務を行うことができず無資格で行えば犯罪になり罪に問われます。正式に国から業務を行うことを許可された資格というわけです。

その業務独占資格はほとんどの場合で名称独占資格でもあります。これは資格がなければその職だということを名乗ってはいけないということです。また資格を持っているような誤解を与えるような肩書を名乗ることも禁止されています。このように資格保持者は国によって資格の身分を名乗ることが保障さて、特別な業務であると認められているのです。

なくてはならない国家資格

特定の事業をする場合に一定の割合で国家資格を持つものがいなければならない場合があります。これを必置資格といって法律によって決められています。この資格の場合は業務独占資格と違って資格がなくても業務を行うことが可能ですが、一つの会社や営業所に必ず有資格者がいなければなりませんし、何人に一人は有資格者にしなければならないなど法律で細かく決められています。

また資格を持っていないものは業務を行っていても資格があると誤解させるような行為をするのは法律違反になるので注意が必要です。またその他にも会社では一人は置かなければならない資格もあり、難しい試験があるのではなく、一定期間講習を受けることによって得ることができるものもあります。